この度、国立大学法人北見工業大学と環境大善は、中小企業庁が行っている令和2年度戦略的基盤技術高度化支援事業(通称サポイン事業)にて採択を受けました。

詳細は次の通りです。

■北海道経済産業局

事業管理団体 :国立大学法人 北見工業大学

主たる研究機関:国立大学法人 北見工業大学

主たる中小企業:環境大善株式会社

<採択テーマ>

「光合成微生物増殖促進剤の純培養製造技術開発」

<採択内容>

次世代バイオ産業のコア技術として、光合成微生物(微細藻類・シアノバクテリア)の活用が期待されております。現在、北見工業大学と環境大善株式会社の研究グループでは、従来、十分な処理をされないまま農地還元されていた家畜の糞尿に光合成微生物の増殖を促進する成分が含まれていることを発見し、畜産廃棄物である家畜排泄物から光合成生物の生育を促進する製剤へのアップグレードリサイクルを達成しております。

本事業では、微生物の増殖促進に寄与している成分を同定し、その生産菌を分離し、分離菌の純粋培養による生産系を構築することにより、医薬品・食品・ファインケミカルズを製造する事業者のニーズ・課題に対応した新製品の研究開発を目的とします。こうすることで、高効率製造の実現、高品質商品の提供が可能となり、幅広い光合成微生物プロセスに適用できる商品が供給可能となります。

<環境大善のコメント>

 私たち環境大善は、牛のし尿を発酵・熟成させた液を原料として土壌改良材などを製造しております。畜産廃棄物をアップグレードリサイクルし販売していく事により、サーキュラーエコノミーを行っております。今回のサポイン事業では、当社の持つ技術が次世代バイオ産業の発展に役立つよう研究を行っていきます。

「もっと快適に、もっと安心して、人が健康な地球と共に生きて行くために。」

環境大善株式会社

<北見工業大学オホーツク農林水産工学連携研究推進センター 小西正朗教授のコメント>

 これまでの共同研究でふん尿発酵液に光合成微生物の増殖促進効果を確認しています。本事業では増殖促進成分の生産方法を効率化します。この研究が進展すれば、廃棄物であった家畜ふん尿にさらなる付加価値を与えるだけでなく、ユーザーであるバイオ企業(川下事業者)がこの発酵液を活用することで光合成微生物の増殖や有用物質生産の効率化を促し、バイオ産業全体の効率化やCO2削減などが達成できると考えています。我々は、この研究を通して、地球温暖化の抑制や循環型社会の創生に貢献します。