牛の尿から作る

牛の尿を発酵・培養した善玉活性水™。
善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす

「善玉活性水™」は、環境大善が独自の技術で牛の尿を
発酵・培養させて作り出した、新しい液体原料です。
この液体には、環境中にある善玉菌の増殖を助け、悪玉菌を抑え、
環境を浄化する可能性があると言われています。
つまり、それは生き物の生命活動に欠かせない土、水、空気を
本来あるべき“善”の状態に戻せるということ。
「善玉活性水™」は、地球をよりよい環境に整える製品です。

消臭試験の実績

下記の試験結果により、悪臭成分が
善玉活性水噴霧直後から減少していることが分かります。

消臭効果試験:(一財)日本食品分析センター

悪臭物質に対する消臭試験結果(検知管法および高速液体クロマトグラフ法)
※全ての悪臭物質に効果があるわけではありません

消臭効果試験(官能試験):(株)近畿分析センター

悪臭物質に対する消臭試験結果(官能試験)
※全ての悪臭物質に効果があるわけではありません

6段階臭気強度表示法による臭気強度

0…無臭
1…やっと感知できる臭い(検知閾値
2…何の臭いかがわかる弱い臭い(認知閾値)
3…楽に感知できる臭い
4…強い臭い
5…強烈な臭い

6段階臭気強度表示法による臭気強度

0…無臭
1…やっと感知できる臭い(検知閾値
2…何の臭いかがわかる弱い臭い(認知閾値)
3…楽に感知できる臭い
4…強い臭い
5…強烈な臭い

植物栽培試験の実績

小松菜を用いた水耕栽培試験

液体肥料のみで栽培する区(対照区)、それに加えて「液体たい肥 土いきかえる」を55倍と250倍の2種類の希釈倍率で
液体肥料と併用して栽培する試験区(55倍区、250倍区)を設け小松菜を栽培

その他の効果や試験結果については土、水、空気研究所HPをご参照ください

牛の尿からできた
善玉活性水

環境大善物語

始まりは、お客さまの苦情から

創業者 窪之内 覚

創業者は北海道北見市出身の窪之内 覚。創業前は地元のホームセンターの店長でした。

ある日、お客さまから「どの消臭剤を買っても臭いが消えない!」とのクレームが寄せられました。 土地の広い北海道では、犬を飼っている家がとても多く、道端にしたおしっこの臭いが地元民の悩みの種でした。よい消臭剤がないため、クレゾールなどの薬品を使用する人もいたそうです。

「大手メーカーの商品はみんな揃えてあるのに」と、窪之内は不思議な気持ちになりました。 代表的な商品を集めて試したところ、臭いは消えず…。これではお客さまが怒るのも無理はありません。 そこから窪之内の消臭剤探しが始まりました。 本当に効果のある消臭剤はないかと、さまざまな展示会に足を運んでみました。 しかし、2年ほど探し続けても、よい商品には巡り合えませんでした。

友人の酪農家から
持ち込まれた液体

ある日、地元の酪農家の友人がボトルに入った茶色い液体を持ってお店に現れました。 「これをお店で売ってくれないか」とのことでした。聞いてみると、「牛の尿を微生物で分解した液」だと言うのです。

実は、酪農業が盛んな北見市では、当時、牛の糞尿の処理が公害問題となっていました。悪臭に加え、土中に染み込んだ尿が付近を流れる常呂川に流れ込み汚染が広がっていたのです。常呂川は農業用水として利用される他、オホーツク海からサケやマスが遡上し、またその河口は日本有数のホタテの水揚げ場になっています。 そのため国と北海道、そして農協と酪農家が協力し、糞尿処理が進められていました。 しかし、その処理設備は酪農家自身も多額の費用負担を伴うものでした。 経営を圧迫しかねないとの心配から、処理済みの液体を販売できないだろうかと相談にやってきたのです。

もともと窪之内は農家の出身だったので、確かに園芸には使えそうだと思いました。しかし、冬の長い北海道では園芸時期がとても短く、大きな収益にはなりそうもありません。窪之内がその液体の臭いを嗅いでみると、驚くことにまったくの無臭でした。
「牛の尿の臭いがなぜ消えるのだろう?もしかすると他の臭いも消えるかもしれない」 。
そこで園芸については一旦保留にし、「消臭効果があるか、みんなの家で試してほしい」とスタッフ全員に言って、空のペットボトルにその液体を小分けにして配りました。

結果は目を見張るものでした。 ペットの糞尿や生ゴミ、排水口やトイレの悪臭まで、見事に臭いが消えたのです。理由は分からないが、なぜか臭いは消える。 「もしかすると、公害の元だった牛の尿が宝物になるかもしれない。酪農家の経営も助けられる。これはどうしても世に出したい」 ホームセンターのオーナーに相談すると、「大手メーカーにない商品だから面白い」ということになり、商品化の話が進むことになりました。

「よし、この商品の名前は“きえ〜る”だ!」

匂いは消さない でも、臭いは消す
消臭効果の特徴

処理液が茶色であったため、このままでは色が染まる素材には使えません。そこで改良が加えられ、透明にする仕組みが考案されました。 そうしてできた透明な「きえ〜る」をさまざまなものに試していくうちに、一つの事実に気が付きました。それは有機物の腐敗臭やアンモニア臭などの不快な臭いだけ消し、その他の匂いは消さないということです。 例えば、花に吹きかけても、花本来のよい香りは消えませんでした。

そこで、その効果と安全性について、研究機関や大学に検証を依頼しました。
※「牛の尿からつくる」消臭試験参照

こうして1998年、悪臭を根本から断つ天然成分100%のバイオ消臭液「きえ〜る」が商品化されました。

さらに、研究を進めていくと、当初の予想通り、土壌改善にも役立つことがわかり、園芸用の「液体たい肥 土いきかえる」が商品化されました。

広がり続ける「きえ〜る」、
そして
園芸・農業系商品へ

「公害の元が公害を制す」というキャッチコピーがつけられた「きえ〜る」は、道内の新聞にも掲載されました。 また、全国版の情報番組でも取り上げられるようになり、知名度を上げていきました。今まで付き合いのあった問屋さんが販売代理店として名乗りを挙げてくれたため、全国に販売することもできるようになりました。

シリーズも、洗濯用、置型タイプの消臭用の他、魚の水槽の悪臭・ぬめりの予防など、用途に応じたラインナップが増えていきました。中でも車用の「きえ〜る」は、その効果が認められ大手メーカーで採用されました。

2017年からは、地元の北見工業大学との連携をより強化し品質の安定化を図りました。その後も研究開発に注力し、2020年に独自の品質基準をクリアした液を「善玉活性水」と命名しました。

また、環境大善では環境に貢献したいという思いから、災害時には積極的な支援を行なっています。東日本大震災時には、日本赤十字社からの依頼を受けて「きえ〜る」を寄贈し、仮設トイレや排水、生ゴミの消臭に貢献しました。 熊本地震の被災地にも、いち早く「きえ〜る」を寄贈しています。

「公害だった牛の尿は、今では地球にやさしい液になりました。 我々のような小さなところでも、みんなで力を合わせれば、びっくりするようなことができるんです」と、窪之内は今日も笑顔をのぞかせます。

「きえ〜る」シリーズは、今では海外でも注目を集めるようになりました。 海外から視察団が来訪し、相談を受けて世界各地に視察に行くこともしばしばです。
その後、商品は進化発展し、グッドデザイン賞を受賞(2022年)、Forbes JAPANが主催する企画「SMALL GIANTS AWARD 2022-2023」(スモール・ジャイアンツ アワード)において部門賞「ローカルヒーロー賞」を受賞するまでに成長しています。地球の健康を見つめる環境大善の物語はまだまだ続いていきます。

現社長 窪之内 誠