【新商品】椎茸の廃菌床を活用した完熟堆肥「椎茸菌床堆肥」を新発売!!

椎茸菌床堆肥パッケージ
環境大善株式会社(本社:北海道北見市)は、2026年4月より、椎茸栽培後の廃菌床を活用した完熟堆肥「椎茸菌床堆肥」の販売を開始しました。
本製品は、椎茸収穫後の廃菌床を約4か月かけて発酵・堆肥化し、さらに弊社製品「液体たい肥 土いきかえる」(以下、「土いきかえる」)を加えて仕上げた堆肥です。家庭菜園からプロの生産者まで農業・園芸における土づくりに幅広く活用いただけます。
また、本製品は社会福祉法人「萌木の会」が運営する就労継続支援B型事業所「工房とみさと」との連携から生まれた商品でもあります。
廃棄されていた菌床を活用するこの取り組みは、資源循環と農福連携の両立を目指す新しい形です。北見市内の園芸店でお求めいただけます。
製品化までの背景

〈集合写真〉社会福祉法人「萌木の会」理事長・福嶋様(後列右端)清水様(前列左端)、「工房とみさと」利用者の皆様および弊社スタッフ(後列左端) ※写真は使用許可済み
社会福祉法人「萌木の会」が運営する「工房とみさと」では、利用者の皆様が椎茸の菌床製造を手がけています。隣接する株式会社テルベ(セブン&アイ・ホールディングスの特定子会社)が栽培する椎茸の菌床を製造し、収穫後に発生する廃菌床の処分も担ってきました。
しかし、この廃菌床は単なる廃棄物ではありませんでした。あるとき、砕いて畑に投入してみたところ、野菜の生育が目に見えて良くなったのです。「十分に堆肥化すれば、農業資材として活用できるのではないか」この現場の気づきが、製品化の出発点となりました。
ちょうどその頃、環境大善は萌木の会が所有する畑で、玉葱・ほうれん草・さつまいもなどを対象に「土いきかえる」を用いた栽培試験を実施していました。このつながりを通じて、廃菌床の堆肥化やそれを活用した栽培試験についての相談が寄せられ、弊社も加わって共同で開発を進めることになりました。
開発を進める中で、椎茸菌床堆肥は単独でも有用な堆肥であることがわかりました。さらに、「土いきかえる」を加えると、作物の生育がいっそう良好になることが確認されました。この結果を受けて配合量の検討を重ね、今回の商品化に至りました。
こうして生まれた「椎茸菌床堆肥」は、2026年4月に発売しました。製造は萌木の会、販売は弊社が担っています。製造工程では、廃菌床の粉砕から運搬、袋詰めまで、すべての工程に「工房とみさと」の利用者の手が入っています。
廃棄物だったものに価値を与え、福祉の現場に新たな仕事をつくり、地域の農業を支える。本商品の展開を通じて、そうした農福連携の形を広げていきたいと考えています。
また、本取り組みは菌床を製造する工房とみさと(萌木の会)、椎茸を栽培する株式会社テルベ、開発協力と販売を担う環境大善という、すべて北見市内に拠点を置く3者の連携によって実現しました。原料の調達から製造、販売までを地域内で完結させることで、輸送コストとCO2排出を抑えられます。地域資源を地域で活かす取り組みとして、持続可能な地域づくりに貢献してまいります。
椎茸菌床堆肥とは

椎茸菌床堆肥化の様子
きのこ栽培では、おがくずなどを固めたブロック(菌床)を培地として使用します。椎茸の収穫後に残るこの菌床は「廃菌床」と呼ばれ、有機物や無機塩などの栄養分がまだ豊富に含まれています。本製品は、この廃菌床を原料として活用した完熟堆肥です。
<完熟だから、すぐに使えて臭いも少ない>
約4か月間、切り返しを行いながら丁寧に発酵・堆肥化しています。完熟しているため、定植前の土づくりにそのままお使いください。また、堆肥特有の強い臭いが抑えられており、ベランダや室内でのプランター栽培など、臭いが気になる環境でも使いやすい堆肥です。
<「土いきかえる」との組み合わせで、実証済みの効果>
椎茸菌床堆肥は単独でも良質な堆肥ですが、弊社の「土いきかえる」を配合することで、より良好に作物が育ちます。
<家庭菜園からプロの圃場まで、用途を選ばない>
畑の連作対策や火山灰客土後の土壌改良、ハウス栽培の地力回復、家庭菜園の土づくり、芝生の目土まで、幅広い場面に対応します。20 Lで約9 kgと軽量なので、ベランダやバルコニー、室内のプランター栽培でも手軽に扱えます。
<北見の廃棄物から生まれた堆肥>
原料は、これまで廃棄されていた椎茸の廃菌床です。捨てられていた地域資源が、土づくりに役立つ堆肥に生まれ変わりました。お使いいただくことで、廃棄物を土へ還す資源循環の輪が広がっていきます。
プロの生産者による栽培事例
北見市に隣接する訓子府町にて、プロの馬鈴薯生産者の圃場で栽培に使用していただきました。品種は食用馬鈴薯「メークイン」、使用面積は5反(約1,500坪)です。
2025年の北海道の作柄は、高温と干ばつの影響により、多くの作物で厳しい生育状況となりました。そのような条件下でも、椎茸菌床堆肥を使用した区画では、未使用の区画と比較して生育面で違いが見られました。

2025年6月23日の圃場
2025年6月23日時点で、生産者から「使用区の方が畝の塞がり方が進んでいるように見える」との声がありました。さらに、収穫前に馬鈴薯を抜き取って比較したところ、使用区と未使用区では目視でもわかるほどの根量の差が確認されました。最終的には使用区で収量が約10%向上しており、生産者からは「2025年の気象条件を踏まえると、とても満足できる結果」との評価をいただいています。

馬鈴薯の抜き取り比較。左は未使用区、右は使用区。
製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 椎茸菌床堆肥 |
| 内容量 | 20 L |
| 重量 | 9 kg |
| JANコード | 4595558809015 |
| 税抜定価 | 1,200円(税込:1,320円) |
| 年間生産数 | 7,000~8,000袋 |
使用方法
種まき・植え付け前に堆肥を土とよく混ぜてお使いください。肥料の効果を高めたいときは、鶏糞などを別途加えてください。また、作物や土壌の状態に応じた詳細な使用方法については、弊社までお気軽にお問い合わせください。
| 用途 | 使用量の目安 |
|---|---|
| 畑(農業) | 1反(約300坪)に5~8袋(20 L/袋)を散布 |
| 畑(家庭菜園) | 約5㎡(1.5坪)に1袋(20 L)を散布 |
| ポット・プランター | 土と本製品を2:1の割合で混ぜて使用 |
| 芝生 | 目土として厚さ3〜5mm、葉が隠れない程度に散布 |
販売先・取扱窓口情報
以下の取扱先でお買い求めください(現在は北見市内のみ)。※印の店舗・窓口では店頭在庫がございません。お電話にて事前にお問い合わせのうえ、ご購入ください。
関連商品・関連情報
牛の尿を環境微⽣物群(乳酸菌等)で発酵・培養した「善⽟活性⽔」から⽣まれた完熟液体たい肥。野菜、花、果樹、芝生、観葉植物など幅広い用途に使用いただくことができ、散布するだけで作物がよく育ちます。土壌中の栄養素を植物が吸収しやすい形へ変えたり、肥料と併用することで生長促進効果を生み出します。
シイタケの菌床を堆肥に 北見・環境大善と萌木の会 「農福連携」で地域に貢献
2026年3月30日付の北海道新聞デジタルに、本商品に関する記事が掲載されました(有料記事)。
環境大善について
環境大善は北海道北見市で未利用バイオマスとなっている牛の尿を独自技術で発酵処理をし、消臭液や土壌改良材を製造販売しております。
私たちが製造する製品は、廃棄される資源・そのままでは役に立たない資源を「原料」と捉え、付加価値を付けてアップサイクルし、使用後に地球へ戻すことで循環させていくというサイクルを描いております。
消費者も自動的に巻き込み善の循環をおこすこの仕組みを、環境大善ではアップサイクル型循環システムと呼称しております。

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